新世12月号  鈴木基司さんの体験記を読んで Part2

 安藤真知子さん                                   「人生は重き荷を背負いて遠き道を行くがごとし」と徳川家康の言葉にもありますが様々な苦難の連続であっても 人生の終盤に些細な幸せに心満たしながら生きていけたとしたら それはまさにその人の人生は幸せな人生だったと言えるのではないでしょうか。鈴木さんの実践報告は まさにそれを体現しているように感じます。昭和の企業戦士として日夜仕事に明け暮れ 一人の企業人として 人間として夫として 父として・・現役でいた頃は家族を食わせ 会社に貢献し時間と骨身を削って過ごしていたことでしょう。当時は男は外で、女は家庭を守るものという社会的風潮もありました。決して鈴木さんの生き方が特殊だったわけではないのです。しかし時代は変わり自分の置かれてた環境も変わり、ふと気付くと形骸化してしまった家族がそこに転がっている・・。違和感を感じながらも生を失った紙細工のように崩れ去ってしまいそうな危機感だけに襲われながらも淡々と日々を過ごしていた矢先母親の老いが迫ってくる。鈴木さんにとって母親は大事な命の源・・お母様の存在から家族の凍った関係がゆっくりゆっくり解けていったのだと感じました。親は死してなお子に教える。  お母さまが命を懸けて息子の人生の後半を救ったのではないでしょうか。勿論、鈴木さんの小さな気づきや心の変化、実践の勇気はいうまでもありません。鈴木さんのご家族ひとりひとりの愛が家族を救ったのだと思います。大切な人だからこそ いま行動する事の必要性を感じました。

藤本美穂さん                                私だったら、やらなくてはいけないと思っても、できない理由を探して行動には移せないです。基司さんの背中を押してくれた仲間の存在も大きいですね。お母さんのこと、奥さんのこと・・今の状況を変えるのは、とても勇気とエネルギーがいることです。それを実行して家族の関係が良くなった基司さんの体験談に感動しました。

 

 

 

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